ベンチャー企業の風土と特徴

ベンチャー企業の多くは、創業して間もない、経営陣も含めて大半が若い社員などの特徴を持っています。そのため、伝統的な社風というものがなく、それぞれが自由に働いたり、オフィスでの時間を過ごしたりできる雰囲気が強いです。また、意見や個性を主張しやすく、個々の立場が強い風土も見られます。自分らしさを出しやすいので、伸び伸び働けると感じる人も少なくありません。

さらに、創業してから事業を軌道に乗せようと会社全体が上昇基調で、熱意が強い傾向にあります。ベンチャー企業では、積極的に事業を促進したり、新しいことにチャレンジしたりするのが一般的です。言い換えるとリスクを負っている一面もあるので、慎重な見方をする人からは心配になるところもあるかもしれません。

企業によって異なる部分ではありますが、経営者のカラーが濃く出ることも多いです。社長の考え方や能力、アイディアによって経営方針が大きく左右されるのです。そのため、現場で働く人たちは、経営者の方針をよく理解して事業を進めていく必要があります。

そして、社員に与えられる裁量権が一般的な会社よりも大きいのが特徴です。ベンチャー企業は社員が少ないところが多く、各社員が分担する役割が広かったり、権限が強かったります。その分責任も重くなるので、自分の業務をしっかりと果たせるだけの努力が求められるのも事実でしょう。ですが、幅広くさまざまな経験ができるのは、ベンチャー企業のやりがいと言っても過言ではありません。